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ペルソナ設定

新しくWEBサイトを制作する時は、リニュアールする際にターゲット層を決め、ペルソナの設定を行います。

ユーザーが具現化され、より細部までイメージ出来るようになれば、全体の方向性も決まり、写真撮影もデザインも、記事も作りやすくなります。

それは、行動に落とし込み易くなるという事ですので、プロジェクトが捗るわけです。

ところが・・・このペルソナ設定にも難点があります、意外と難易度が高いという点です。

意外と難易度の高いペルソナ設定

実を云いますと、このペルソナ設定って意外と曲者で、レベルの高い上流工程にあたるんですね。なぜなら、勘違いや狭い発想、保守的な考えの方が、(間違ったとは云えないかもしれませんが、作った人の意識が凝り固まっている)ちょっとズレた考えでペルソナ設定してしまい、失敗してしまうという例が多いのです。

勘違いや狭い発想、保守的な考え例

※ペルソナを作った人の世界観が狭すぎる。
※ペルソナを作った人が業界人なので、業界の常識から抜けきれていない
※ペルソナを作った人が保守的な考えのため、古い認識で凝り固まっている

また他にも、商品やセールスの為のLP(ランディングページ)で行うような、ゴリゴリに細かいペルソナ設定を、WEBサイトに持ち込もうとした事で、失敗する例も珍しくないように思います。

勘違いしたまま作ったペルソナで、方向性を誤ってしまうくらいなら、ABテストを繰り返し行い、効果が数値にあらわれている部分のみを採用すようにした方が、効率よくページを改善できます。

小さなお店や個人のブログにペルソナは必要か?

そもそも中小企業や個人のブログにペルソナ設定なんて、無くてよくない?という考えを披露される方もいらっしゃいます。その意見は、決して間違ってはいないと思います。
実をいうと、私も「そんなの無くてよくない?」と考えている派だったりします。

小さな会社や個人のブログでは、ランチェスター戦略でいうところの差別化や市場を細分化してナンバーワンになろうにも、限度というものがありますので、ペルソナを必要とするような規模感のマーケティングは施せないことが多いものです。

やたら差別化を推進すると、逆に行動が止まってしまうというデメリットもあります。

特別な凄い差別化は行っていないけど、PDCAをコツコツ回しながら業績を上げている会社はいくらでもあります。

差別化に限度はありますが、PDCAをコツコツ回すに限度はありませんから、行動し続ける方がいい結果に繋がらり易いでしょう。

では、個人のブログや小さなお店の場合、ペルソナは作らない方がよいのでしょうか?

そんな事はありません。
私は、マーケティング的な活用法ではなく、働く人のモチベーションを上げるためにペルソナを作り、それを活用するのをおすすめしています。

個人のブログや小さなお店のペルソナは、モチベーションを上げるために設定すればいい

集客や販売のためのペルソナというよりも、ユーザーとより仲良くなるため、また彼らの為に頑張ろうと思えるペルソナ像を目指すのが良いと思います。

個人事業主や小さなお店のオーナーは、仕事が属人化している事も多く、個人の能力に頼った経営をしているケースがほとんどです。

ですから、理想的なユーザーを思い浮かべ、彼らの為なら頑張ろうという気持ちになれるような、親しみの持てるキャラクターを設定し、自身のポテンシャルを引き出すような活用法を見出すとよいでしょう。

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いきなり完成したものを作って納品するのではなく、徐々に積み上げてゆくように、側でクライアントを支えながら完成させてゆく新しいスタイルの制作です。

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