AI時代のペルソナ設定術
顧客研究に欠かせない「ペルソナ」を設定する
WEBサイトを設計する上で、顧客の興味を探るという作業は欠かすことができないものです。何に興味を持っているのか?どんなニーズが埋まっているのか?それを端的に表す単語は何か?
探すことは想像することでもあり、それは創造することに繋がっていきます。
ペルソナを決める理由は、訪問してくれるユーザーの中で、最も多いと思われるタイプを絞り、そのユーザーの行動パターンを想像することで、WEBサイトの運営手法を具体化するのに役立てたいからなんです。
どんなユーザーにどんな情報を伝えてゆけば上手くゆきそうか、ペルソナがあることで検討が進みます。
2026年最新版
今、ペルソナ設定をアップデートすべき
2016年にペルソナを設定し、2021年にその情報を更新しました。その当時よりも情報が溢れ、ユーザーの悩みはより細分化されて来ています。データの取り扱いも強力に進化しました。これまでは「想像」で補っていた部分を、AI(GeminiやChatGPT)を使って「可視化」できるようになったのです。
今までにないスピードで、且つ「独りよがり」ではない客観的なペルソナが、作業時間1/10で作れるようになりました。
この環境を上手く活用して、これまでよりアップデートされたペルソナを設定いたしましょう。
まずは、これまでのペルソナ作成手順
実際にペルソナを作成していきましょう。
年齢層・家族構成・世帯年収・居住エリアを考える。
こういった情報は定量的なデータ(数字で表すことができる)はアクセス解析や統計を元に、もっとも利用者が多そうな層を考えることができます。
例:年齢 20代後半〜30代前半 会社員女性 既婚 地方都市在住 共働き年収400〜600万
勤務形態や子供が小さいか?介護すべき家族がいるか?などライフスタイルに応じて変化するニーズなどを考察します。顧客へのインタビューを実施することがほとんどですが、新規事業などの場合、一般のアンケート調査結果などから推察することも。
例:企業系FP お金の管理に興味があり、ファイナンシャルプランナーの資格を獲得。いずれ独立開業したいと考えている。自由な時間が欲しい。オーガニックなものに惹かれる。
ユーザーの中に隠れている本音を顧客インサイトと呼びます。興味や関心があることを示す気持ちや行動パターンを考えます。(顧客インタビューから情報を拾い上げます)
例:きっちりしたファッションを好む 本屋へよく行く 日経はスマホで読む エンディングノートを書いてみたい 起業してやっていけるか不安
顧客インサイトを箇条書きにしたものをペルソナスケルトンと呼びます。
例:福岡県福岡市在住、27才 会社員 ファイナンシャルプランナー 既婚 子供なし 趣味はアロマテラピー 美容とファッションに興味あり 賃貸が好き アロマの資格獲得 運動苦手 年収480万円
スケルトンに具体的な背景を付け加えてゆくようにして、ストーリー化します。
例:もともとオーガニックなものが好きで、アロマテラピーに興味を持ち教室に通う。企業系FPとして会社に勤めながらも、いずれは独立したいと考えている。起業準備のつもりで時々、独立したFPのブログなどを読む。平日の服装には気を使うため、休日はワンピースなど女性らしいスタイルで華やかにするのが好き。賃貸が得だと思っている、車はフィット。
1枚のペルソナシートに情報をまとめて掲載します。よりユーザーの考えている事を深掘りでききるように活用するためのシートです。

印刷物とは違い、WEBサイトの場合アクセスされた履歴などのデータを活用することができます。
どんなキーワードでどの年齢層の人が最も多く訪問しているなど、アクセス解析でかなりのことが判別します。
ペルソナを設定した後、実測のデータと照合し、常に顧客が求めているニーズは何か?方向性が間違っていないかを確認するための、元データとして活用しましょう。
次は、AIとペルソナを設計してみましょう。まずは「ターゲット」と「ペルソナ」の違いを再確認しておきましょう。
新しいAI時代におけるペルソナ設定術
ペルソナの「仮説・検証・更新」の作業が、格段にやりやすくなっている昨今。AIをフル活用し、ペルソナ=「検索意図 × 状態」まで深堀りしないと、勿体ない状況です。
【実践】AIを使って5分でペルソナを作る3ステップ
20年以上ブログを書き続けてきた経験から、「たった一人」に向けて書くことが、結果として検索(SEO)にも強い記事を生むと実感しています。ペルソナの設定は、その方のお悩みや検索ワードなどまで深堀りする必要があると思います。
【 よくある質問 】
AIとペルソナ設定を一緒に行う時の、プロンプトとか必要ですか?
それとも、自然会話形式で進める方がよいのでしょうか?
結論から云うと、精度の高いプロンプトで土台を作り、会話形式で深掘りするという二段構えが最も効率的で、かつ納得感のあるペルソナができあがります。
| プロンプト | 精度・再現性を出す(型) |
| 自然会話 | 深掘り・気づきを出す(発見) |
ペルソナ設計は思考設計なので、どっちか片方だけだと弱いです。
精度の高いプロンプトで土台を作り、会話形式で深掘りするという二段構えが最も効率的で、かつ納得感のあるペルソナができあがります
こんな感じでOKです。
あなたは経験豊富で優秀なマーケティングコンサルタントです。これから私のサービスの「ペルソナ」を一緒に作り上げてください。
以下の情報をもとに、ペルソナを作成してください。
・サービス内容:〇〇
・ターゲット:〇〇
・よくある悩み:〇〇
以下の項目で整理してください:
・基本情報
・悩み
・検索行動
・比較検討ポイント
・意思決定のきっかけ
例:土台ができたら、ここからはプロンプトを意識せず、普段クライアントと話すような「対話」に切り替えます。AIを「ペルソナ本人」だと思って話しかけるのがコツです。
「一番不安に感じてるのって何ですか?」
「今すぐ行動しようと思えばできるのに、躊躇している事は何ですか?」
「怪しいと思うポイントはどこですか?」
まずはプロンプトに当てはめて骨組みを作り、そのあとは友達とチャットするみたいにAIに質問を投げかけてみてください。AIが返してくる『意外な悩み』の中に、あなたの新サービスや記事のヒントが隠れているはずです。
AIが作ったペルソナはあくまで「平均値」です。ちゃんと、これまでのクライアントワークで感じた「生の声」や「感情の機微」というヒューリスティックな部分を追加する事で、血の通ったペルソナになります。
カスタマージャーニーマップまで紐づけしましょう
ペルソナが「どのSNSで」「どんなキーワードで」検索するかまでAIに予測させ、カスタマージャーニーマップ作りにも活かしましょう。(別記事で解説しています)
最終的には、ユーザーの要望を先回りして情報を置く「コンテンツマーケティング」に繋がっていきます。

