WEBサイト設計に欠かせない顧客のニーズを深掘りするためのペルソナ
WEBサイトを設計する上で、顧客の興味を探るという作業は欠かすことができないものです。何に興味を持っているのか?どんなニーズが埋まっているのか?それを端的に表す単語は何か?
探すことは想像することでもあり、それは創造することに繋がっていきます。
ペルソナを決める理由は、訪問してくれるユーザーの中で、最も多いと思われるタイプを絞り、そのユーザーの行動パターンを想像することで、WEBサイトの運営手法を具体化するのに役立てたいからなんです。
どんなユーザーにどんな情報を伝えてゆけば上手くゆきそうか、ペルソナがあることで検討が進みます。
ペルソナを作成する手順
実際にペルソナを作成していきましょう。
年齢層・家族構成・世帯年収・居住エリアを考える。
こういった情報は定量的なデータ(数字で表すことができる)はアクセス解析や統計を元に、もっとも利用者が多そうな層を考えることができます。
例:年齢 20代後半〜30代前半 会社員女性 既婚 地方都市在住 共働き年収400〜600万
勤務形態や子供が小さいか?介護すべき家族がいるか?などライフスタイルに応じて変化するニーズなどを考察します。顧客へのインタビューを実施することがほとんどですが、新規事業などの場合、一般のアンケート調査結果などから推察することも。
例:企業系FP お金の管理に興味があり、ファイナンシャルプランナーの資格を獲得。いずれ独立開業したいと考えている。自由な時間が欲しい。オーガニックなものに惹かれる。
ユーザーの中に隠れている本音を顧客インサイトと呼びます。興味や関心があることを示す気持ちや行動パターンを考えます。(顧客インタビューから情報を拾い上げます)
例:きっちりしたファッションを好む 本屋へよく行く 日経はスマホで読む エンディングノートを書いてみたい 起業してやっていけるか不安
顧客インサイトを箇条書きにしたものをペルソナスケルトンと呼びます。
例:福岡県福岡市在住、27才 会社員 ファイナンシャルプランナー 既婚 子供なし 趣味はアロマテラピー 美容とファッションに興味あり 賃貸が好き アロマの資格獲得 運動苦手 年収480万円
スケルトンに具体的な背景を付け加えてゆくようにして、ストーリー化します。
例:もともとオーガニックなものが好きで、アロマテラピーに興味を持ち教室に通う。企業系FPとして会社に勤めながらも、いずれは独立したいと考えている。起業準備のつもりで時々、独立したFPのブログなどを読む。平日の服装には気を使うため、休日はワンピースなど女性らしいスタイルで華やかにするのが好き。賃貸が得だと思っている、車はフィット。
1枚のペルソナシートに情報をまとめて掲載します。よりユーザーの考えている事を深掘りでききるように活用するためのシートです。
印刷物とは違い、WEBサイトの場合アクセスされた履歴などのデータを活用することができます。
どんなキーワードでどの年齢層の人が最も多く訪問しているなど、アクセス解析でかなりのことが判別します。
ペルソナを設定した後、実測のデータと照合し、常に顧客が求めているニーズは何か?方向性が間違っていないかを確認するための、元データとして活用しましょう。