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萌木か、萌黄か

新緑の5月。


 お天気が良い日は、新芽が鮮やかで気持ちがいいですね。芽吹きのライトグリーンがすごく綺麗です。 
 新緑を由来とする色の名前は沢山ありまして、「若草色」「若苗色」「若竹色」「若芽色」などがそれです。


 緑の中で明るく輝く、鮮やかな新芽の黄色を表現した「萌黄色」というのもあります。萌は草木が芽吹くという意味。


 平安時代「貞丈雑記」という書籍の中で,『最近の若い人は、萌木の事を萌黄と書いたりしちゃって、間違ってる』というくだりがあります。


 萌黄色とは、木々に新緑が芽吹く様子を表現してるので、本来は「萌木」が正解だったのでしょうが、いつの間にか「萌黄」と記されるようになった色です。この雑記は、ちょうど、その過渡期にあたる頃の記録なのでしょうね。
 


ちなみに紫式部は、萌黄派でした。国宝の紫式部日記に何箇所か記述が出てくるそうです。

 最近、司馬遼太郎を古典といい「ムズイうざい」と表現する若い女性に出会いました。

 言葉とは人が生まれてから死ぬまでの一世代で、随分変わるものですよね。こういうところは平安時代も現代も同じなのかもしれません。

参考文献 / 新版 かさねの色目 長崎盛輝

貞丈雑記 文化遺産オンライン

https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/549985

WEBの企画と制作の流れ

WEB制作は リサーチとデザインと実装。リサーチや企画といった 情報を取り扱う工程。 そして、それを元にデザインする工程。デザインしたものを実装する工程。 中でも企画検討といった部分は上流工程と呼ばれ、独立して扱われることもあります。WEBサイトを作る際の思考法やブランディングのために必要なこと。知っておいて欲しい制作の知識や受発注の心得などをまとめました。

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