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Photoshop#10 写真に光と影を足して、メリハリをつけてみよう!

写真に影とハイライトを入れます!光と影で写真がよりシャープな印象になりますし、奥行きも感じられる写真に仕上がります。

さっそく、影から付けていきましょう。

STEP01 影になる部分を抜き出します

木の部分を抜き出します。今日は被写体を選択でサクッと抜き出します。

選択した部分に色を塗ります。色は何色でもよい訳ではありません。影になる部分なので「その写真の中で使用されている色の中から、暗めに見える色。もしくはグレー」を選ぶと上手くいきます。慣れていない方は真っ黒は避けてください。

今日は壁の色の中からベージュを選びました。

選択範囲をベージュに塗りつぶした後、そのレイヤーはスマートオブジェクトに変更しておいてください。ぼかし具合などを後から変更できるようにするためです。

STEP02 塗りつぶした色のレイヤーをぼかします。

レイヤーにぼかしをいれましょう。ぼかし→ガウスを選び、半径を8〜10pixelくらいにしてください。軽くぼかしが入るくらいです。

ぼかしたベージュの影用のレイヤーの位置をすこしずらします。いろいろ場所を動かしながら、よさそうなポジションを探してください。

STEP03 レイヤーの描画モードを乗算にします

影ができました!

次に葉の上にハイライトを入れたいと思います。

STEP04 調整レイヤーでトーンカーブのレイヤーを追加します。

トーンカーブを作成したら、[⌘+I]  を押して反転させるか、プロパティーの設定から反転ボタンを押してください。

次にその反転させたトーンカーブのレイヤーの描画モードをスクリーンにしてください。

トーンカーブの描画モードがスクリーンに、プロパティーのレイヤーマスクが黒塗りになっていることを確認してください。

STEP05 ハイライトを入れます。

ブラシツールで柔らかめのブラシを選び、カラーパレットは白にしてください。そしてトーンカーブのレイヤーの状態で、ハイライトを入れたい所(葉の上)をブラシでなぞります。

明るく光を当てたいところを、ブラシでなぞりますと以下のように葉にハイライトが入ります。

これで完成です!

Before

After

ちょっと解説

さて、ここで設定したPhotoshopの『乗算モード』とは何なのでしょうか?乗算と聞いて思い出されるのは、算数のかけ算のことだと思いますが、ここでは混色の事を表しています。

乗算モードは下のレイヤーにある色と自分の色を混ぜた色が表示されるモードの事です。このモードの場合、色が混ざれば混ざるほど暗くなります。

例を用意しました。

葉と丸の例では、下が白の時は自分の色を表示しますが、下に色がある場合は、混ぜた色を表示しますので、重なっている部分の色が変化して見えています。

影の加工はよくこのモードを活用しますので、覚えておくと便利です。

【制作環境】MacOS Catalina10.15.6 / AdobePhotoshopはCreative Cloud版2020 【中級者向け】Photoshopの基本操作や用語については解説していませんので、初心者向けではないと思います。

Written by Takako Taniguchi

Photoshop#07 写真を水彩調に加工したい

AdobePhotoshopを使って、写真を水彩画っぽくなるように加工したいのだけど、上手くいきませんという方が、結構いらっしゃいます。

そこで今回は、紅葉の写真を元に水彩調の加工をやってみます。
作り方と言っても、そんなに手順はありません。
コツはマスクを丁寧にかけること、ブラシを使い分けることです。

noteで公開しています。

Photoshop#6 感光したようなフイルム撮影の雰囲気を作る補正の仕方。

感光写真はフィルム撮影でしか味わえないものですが、最近はデジカメで撮影し、アプリでそれっぽいフィルターをかけることで、それっぽい雰囲気の画像を演出したりできるようです。

今回は、Photoshopの補正で、その感光写真を再現してみたいと思います。

noteで公開していますので、こちらからどうぞ。

書体の見本帖022 あられ書体

プチパリさんの、クリスマスケーキ予約リーフレットをデザインさせていただきました。紺青の空にサンタさんと積もる雪をレイアウトしました。

商品名で利用したのは、デザイン書体の「あられ」です。切り絵や木版画のような素朴な味わいが素敵で、イラストとも相性がよいです。

八重葎 しげれる宿のさびしきに

人こそ見えね 秋は来にけり

(百人一首/恵慶法師)

文字から絵本のような雰囲気が醸しされてくるような不思議なフォルムを持つ書体ですので、和でも洋でも似合いますね。

あられ書体、普段からいたる所で発見しますが、代表的な使用例だけでもこれだけありました。

—NHKの連続テレビ小説「なつぞら」(番組タイトル)

—世界ネコ歩き(字幕?)

—たべる牧場ミルク(ファミマの商品)

—BOSSカフェラテ(コーヒー飲料)

—のりたまバラエティー(パッケージ)など。

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Photoshop#5 室内で撮影した暗めの写真を補正しよう!

iPhoneで撮影した暗い写真をなんとかしたいと思います。雨の日に室内で撮影したので、窓際とはいえ全体的に色味も悪いしくらいです。ケーキもあまり美味しそうじゃないので、補正します。

noteで公開しています〜

Photoshop#04 モデルさんにタカラジェンヌ風メイクアップを!

そのままで十分に可愛らしいモデルさんでありますが、ド派手なメイクをしてタカラジェンヌ風にして差し上げましょう♫

モデルさんはAdobeStockで見つけた「よさこいを踊る女性」という作品をベースにします。

(この作品は今年の1月に制作したものです)

noteで紹介しています〜

Photoshop#03 アイスコーヒーのグラスに水滴をプラスして、もっとCOOOLに!

こんにちは!今年は、外出自粛で一向に夏らしいことが出来ずじまいでした。そうこうしている内に、秋が来てしまいそうな勢いです。

せめて、雰囲気だけでも「SUMMER VACATION」を楽しめるように、ビーチに寝そべって、冷たーいアイスコーヒーを飲んだつもりになれる画像加工のレシピをご紹介します。

準備

アイスコーヒーの写真、背景用の海の写真、水滴の写真を3枚使います。

グラスを切り抜いておく

アイスコーヒーとテーブルを切り抜いておきます。パスを使って切り抜き、マスクをかけておいてください。

さらに、別にアイスコーヒーのグラスだけを切り抜いたパスも作成しておきます。こちらはパスだけを保存しておいて、特に何もしません。

グラスに水滴を付けましょう

水滴の写真を一番上に配置し、ちょうどグラスが入るサイズくらいを切り取って使います。

切り取った水滴の画像の不透明度を77%にして、変形ツールのワープを使って、グラスの形に沿わせるように画像をフィットさせてください。 その後、レイヤーの描画モードを「焼き込みカラー」に設定し、グラスのパスにクリッピングマスクをかけてください。

これで、グラスに水滴が付きました。

背景を設定しよう

海の画像を配置して、すこし明るくするために、トーンカーブをかけておきます。

ぼかしギャラリーでフィールドぼかしを選び、背景の海の画像をぼかしておきます。

ここまでの作業で、レイヤーは上のようになっている筈です。(背景という名前のレイヤーがグラスとテーブルです)

アイスコーヒーのグラスとテーブルのレイヤーをコピーしてぼかし効果をいれます。

アイスコーヒーのグラスとテーブルのレイヤーをコピーしてぼかし効果をいれます。

まず、一番上のグループ1という名前のフォルダ(水滴と背景がはいっている)をコピーして、グループ結合しておきます。

ここでスマートオブジェクトにしなくてもいいの!?という疑問がわくと思いますが、今回はスマートオブジェクトじゃなくて構いません。

画質を落としたくないとかピントを保ちたい要素を配置する時はスマートオブジェクトを選択するべきですが、今回は画像をぼかすためのレイヤーなので、そもそもボケてるものが、拡大縮小されてよりボケることになっても、まあ対した変化じゃないからです。

そのレイヤーに「ぼかしをかけたフィルター」という名前を付けました。この名前を付けたレイヤーが、グループ1のフォルダの下に来るように、順番を変更しておきましょう。

海の背景をぼかしたのと同じ設定で、この「ぼかしをかけたフィルター」という名前を付けたレイヤーにぼかしツールでぼかし効果を入れてください。背景が更にぼかしがかかったと思います。

この時、グラスの飲み口のところをチェックしてください。グループ1の下のレイヤーのぼかし効果が効いて、すこしはみ出していると思います。

「ぼかしをかけたフィルター」という名前のレイヤーのこの部分を消しゴムツールで消しておきましょう。

ここまでで、上のような仕上がりになっていると思います。

最後の仕上げ

最後に全体の露光を調節して、部分的にハイライトを入れます。

今回は、白いハイライトと青いハイライト(グラスの口の部分)にいれました。

これで完成です。

おまけ-Photoshopの非破壊編集

Photoshopの非破壊編集とは?

どれだけ加工しても元に戻せる編集手法、またはそれが可能な技術のことです。Photoshopの真骨頂でもあります。

元の状態を損なうことなく、どんどん加工することができて、尚、画質を落とすこともなく、必要な時は、加工前に戻すことができたり、何度でもやり直しや再編集が可能であることです。

仕事としてデータを作成する時は、「いつでも元に戻すことができる」というのが、本当に作り手にとって大切な保険でもありますし、そもそも元に戻せない作業なんて、ギャンブルに近しいですからね、すごくありがたい機能ではありますが、そのせいで、Photoshopは、データが重いというデメリットもあります。

一長一短ですね。

レタッチ済Photoshopも元の画像の状態に戻せる様子を動画にしました。

【制作環境】MacOS Catalina10.15.6 / AdobePhotoshopはCreative Cloud版2020 【中級者向け】Photoshopの基本操作や用語については解説していませんので、初心者向けではないと思います。

Photoshop#02 紙ふぶきを舞わせてみよう

Photoshopで紙ふぶきが舞う様子を合成します。スタート地点の画像と完成品を見比べてみてください。

工程数がかなりあるので、今回は細かい手順の解釈は控えて、ざっと出来上がるまでの流れをご紹介します。

準備

元データからモデルさんだけを切り抜いておきます。

モデルさんの写真をすこし明るめにするために、トーンカーブで明るさを追加しておいてください。

背景を作ります

背景を作りましょう。今回は青空の画像を配置しました。

空のレイヤーに効果をかけます。グラデーションオーバーレイで虹色っぽいグラデをかけてください。

逆光フィルターをかけます。

同じくフィルターでぼかし(移動)をかけます。

こんな仕上がりになりました。

モデルさんをぼかします

紙ふぶきが動きがありますので、バランスを取るためと臨場感をアップさせるためにモデルさんをぼかします。

モデルさんがレイヤーゼロ(レイヤー0)です。ここにトーンカーブがかかっているmodelというグループがあります。

これをコピーして、グループを結合で1枚のレイヤーにした後、このレイヤーにぼかしをいれます。

ぼかしを入れる時、効果は使いません。ぼかしツールで手作業でぼかしてください。おおきな動きをいれた方がいい場所と、ぼかさなくていい場所がありますので、様子を見ながら絵を描く要領で、ぼかしていきます。

ぼかしをいれた所です。こういう仕上がりになりました。

モデルさんの胸元にすこし水色を足したいと思います。

新しいレイヤーに水色を塗って、モデルさんにクリッピングマスクしてください。

ここまでPhotoshopのレイヤーと仕上がりはこの状態になっているはずです。

(※一番上のdefault @1x/, 200% @2x/ @2x, 300% @3x/ @3xと書いてあるレイヤーは画像の自動書き出し処理のためのものです、作品とは関係ありません)

紙ふぶきをつくります

紙ふぶきを描きましょう。手作業で書きますが、この時画面の右上、左上、右下、左下などのように、場所ごとにグループ分けしておいてください。

グループ分けが細ければ細かい程、後々処理が細かくできるので、面倒ですが頑張ってください。

私は、8箇所に分けました。

紙ふぶきを飛ばします

先程、紙ふぶきのグループを細かく分けた方がいいと書きました。

理由は、紙ふぶきが縦横無尽に飛んでゆく様子を再現するために、移動する方角を細分化したかったからです。

反時計回りに風が吹いていると想定して、矢印のように、紙がどこかしこへ飛びつつ雰囲気を出すために、それぞれの飛んでゆく方向を決めます。

ぼかし(移動)フィルターで紙ふぶきを角度を付けてぼかします。上の写真は「OK」のもの。

下の写真は「NG」というわけではありませんが、矢印の通りの方角を向いていないので、あまりよろしくありませんね。

できるだけ、紙が飛んでゆく方向に気をつけながら、8つのグループ全部にフィルターぼかし(移動)をかけてください。

紙ふぶきのレイヤーが完成しました。紙ふぶきを吹かせるだけでしたら、ここで終了です。

紙ふぶきを加工します

ここからは、どんな加工をするかどうは、各人の好みですから、正解というものはありませんが、今回、私は紙ふぶきが太陽の光を反射させてキラキラした雰囲気にしたかったので、それっぽい画像を1枚用意して、紙ふぶきを色付けしていきます。

このような画像を採用しました。

この別に用意した青い画像素材を、紙ふぶきにクリッピングマスクします。

さらにクリッピングマスクの上からグラデーションをかけ、レイヤーの状態を「スクリーン」にしてください。

完成

細かい紙ふぶきと画面上の方にピーコックグリーンのグラデーションを入れて完成です。

細かい紙ふぶきは、ブラシを使って手作業で描きました。

POINT-コツは大胆にぼかすこと

コツは大胆にモデルさんをぼかすことです。こちらはぼかしていないケース。

下は、モデルさんにところどころぼかしを入れています。

細かいことですが、大きな動きにあわせて、部分的にしっかりぼかしを入れた方が、躍動感がでます。

ここはフィルタで一括処理するのではなくて、手作業でぼかしを入れていってください。

おまけ-紙ふぶきの画像を別に用意してWEBサイトに組み込めば、立体感のあるメインビジュアルを演出することができます。

mainの写真が奥に、紙ふぶきの画像を手前に配置し、スクロールにあわせて奥の写真と手前の紙ふぶきが動くようにしました。

【制作環境】MacOS Catalina10.15.6 / AdobePhotoshopはCreative Cloud版2020 【中級者向け】Photoshopの基本操作や用語については解説していませんので、初心者向けではないと思います。

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