【ご相談内容】集客のメンタルブロック「また宣伝かよ」と思われるのがイヤで積極的に投稿できない
【ご相談内容】
今日も記事を書けませんでした・・・
言いたい事が無い訳じゃないんです。ただ「こんなこと書いて、どう思われるだろう」 「また宣伝かよって思われたら嫌だな」そんな考えが頭に浮かんで、 画面をそっと閉じました。(リトミック教室運営)
これはとてもとても、多いご相談です。こう思うタイプの人は、優しい方が多いんですよね。誰かを不快にさせたくなくて、 嫌われたくなくて、 ちゃんと考えてしまうが故に、考えすぎている状態に陥っています。
ただ・・・今置かれている環境から来る激しい思い込みでもあると思います。集客をとてつもなく大変なものだと思い込んでいる集客のブロックがあるのかもしれません。
私の言葉では響かないかもしれないから(笑)稀代の哲学者、経済学者、心理学者の言葉をお伝えしたいと思います。

たとえば、A子さんが友人にサービスを宣伝したいのだけど、友人(B子さん)から「また宣伝かよ」と思われるのがイヤだなーと感じているとします。
B子さんには「また宣伝か」と思う権利があるし、スルーする権利もあるし、宣伝してくるA子を疎ましく思ったり、内心で非難する権利もあります。もちろん逆に、面白いと感じたり、いいじゃんと思ってサービスを受ける自由もあります。
感情はB子さんのものだし、そもそも(日本人の場合)宗教も思想も言論も自由な国に生まれているのだから、何を見てどう感じたっていいし、反応を選ぶ権利がありますよね。
それに、今の段階では 「B子さんにまた宣伝なのか」と思われてしまうかもーというのは、A子さんの妄想でしかありません。だって、まだ宣伝していないんですもの。
実際の反応は、宣伝してみなければ判明しないのです。
ここでは、友人間のやりとりを例に挙げましたが、 仕事となるとこの対象が広がる訳で、 相手にうざがられているかもしれないという葛藤を乗り越えないと、ビジネスとして広がらないです。とはいえ、いざ実行しようとなると尻込みするのが人間なので、指針のような考えを自分なりに整理しておくとよいと思います。
そこで稀代の哲学者や経済学者、心理学者がどのように捉えているのかを纏めてみました。
哲学者・経済学者・心理学者に聞いてみよう。
アルフレッド・アドラー:嫌われるかも知れないという理由で動けないのは、あなたの傲慢さの裏返しである。
心理学者アドラーの「課題の分離」では、「嫌われるかもしれない」という理由で動けないのは、ある意味で「相手を自分の思い通りに反応させたい」という傲慢さの裏返しだと指摘しています。「私は私の仕事をする。あなたはあなたの反応をする。それは別の道である」と割り切るのが、対等な人間関係の基本だと説いているからです。
ジャン=ポール・サルトル:配慮しているつもりで、他者を信用していない
サルトルは「人間は自由という刑に処せられている」と書きました。
人間には「こうあるべき」というあらかじめ決められたラベルは無く、行動することによってのみ、自分を定義できるとしています。宣伝を躊躇している時のA子は「友人を嫌な気持ちにさせるかもしれない」という妄想のラベルの中に閉じこもっていますが、実際には、行動するまでは結果としての現実は生まれないのです。B子がどう思うかは「事後」の話であり、事前の悩みは「無(む)」に過ぎないとしています。
A子さんが尻込みしている事をサルトル的に表現すると「B子さんを“モノ”として扱っている状態=自由な反応の可能性を狭めている」と捉えられ、「配慮しているつもりで、他者を信用していない」心の現れであると読み解けます。
ストイックという言葉を生んだストア哲学:自分でコントロールできることと、できないことを混同するな
古代ギリシャの哲学者エピクトスは、「幸福への道は、自分でコントロールできることと、できないことを区別することから始まる」と言いました。
宣伝の文句、タイミング、誠実さ、発信すること自体は自分でコントロールが出来るものの、それによる他人からの評判や、その人の機嫌、反応の結果や、売上などは完璧にコントロールするって難しいですよね。コントロール不能なものに責任を感じる必要は無いよという事ですね。
ピーター・ドラッカー:顧客とは、価値を受け取った人のことだ
B子さんが「ウザい」と思うなら、それは彼女にとってそのサービスが「今は必要ない」という情報のフィルタリングに成功しただけであり、別に悪いことじゃありません。
仕事となると、対象がB子さんだけじゃなくなってきます。
100人に宣伝しても90人はスルー、5人は「うざい」と思う、5人は「これいい、助かるー」と思う。反応してくれるのは1人。
「うざい」と感じる5人の存在を理由に、「これいい、助かるー」と思ってくれる5人に情報を届けない方が、よほど不誠実だというのがドラッカーの考えです。顧客とは、価値を受け取った人の事であり、そこへ届ける努力を怠っては元も子もないからです。
ニーチェ:愛せないなら、通り過ぎよ
これはA子さんにもB子さんにも云える事ですが、起きてもいない事にビクビクしたり、過剰に反応したりせず、颯爽と通り過ぎる「華麗なるスルー力」があれば、余計な衝突は避けられますよね。
話題が思いつかないなら「私は、これを仕事にしています」と 静かに書けばいいし、もちろん書けない日があったって、全然良いと思います。ただ、まだ起きてもいない事に心を使いすぎるのは、その時間がもったいないです。
そもそも宣伝とは「価値の提案」ですし、もしあなたのサービスが本当に誰かを助けるものなら、「私は提案を差し出すが、受け取るかゴミ箱に捨てるかはあなたの自由だ」というスタンスで居れば良いのではないでしょうか。
こういう事に正解はありませんが、少しでも発信する時の気持ちがラクになればいいなと思って書きました。
1番ラクなのは、習慣化してしまう事ですよね。なんでもいいのでとにかく書くと決めて、継続してゆけば、自然と心も育つものだと思います。

