
文字と画像の情報量の違い
画像とは、こんなふうに、記憶を蘇らせてノスタルジーを誘ったり、記憶の蓄積による定番の解釈を行ったりします。
(お正月といえば、クリスマスと云えば〜 とかですね)
こういう特徴は、後の色の解説のところで行う、色彩心理学にも影響を及ぼしています。
ミラーニューロンの働きによる、心理効果の例です。
ここに画像が6枚あります。それぞれに説明文がついていまして、これは、前のテストと違い、ちゃんと矛盾しない正しい説明を記載しています。
数秒でよいですので、ちょっと眺めていただけますか?
ゆったりした写真を見ると、自分もマッサージしてもらいたくなったり、温泉に行きたくなったりしませんか?
体を伸ばしている女性を見ると、自分も背筋を伸ばしたくなりません?
こんな風に、人の脳には「ミラーニューロン」という、他人と自分を区別しない神経細胞の働きによって、笑顔を受け取れば自分も笑顔を作り、哀しい顔を受け取ると自分も哀しい気持ちになるという、「共感覚」を発動してしまいます。
アニメの主人公に共感したり、映画を見て追体験したような気分になるのも、これと同じです。
という事は・・・
WEBサイトや、チラシに使うビジュアル選びには十分気をつける必要があるとご理解いただけると思います。
見る人が共感したり、過去の記憶を呼び起こすことを考慮して、イメージ画像と言葉のマッチングに注意しないといけませんね。