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HTML言語は100年後も、ほぼ廃れない

先日、クライアントから、HTMLって無くなったりしませんか?というご質問を頂きました。

確かに、100年も経過すれば、違う文体になる事はあるかもしれませんね。でも無くなる事はほぼありません。

HTMLとはどういうものか

HTMLというのは、WEBの世界ではかなり特殊な立ち位置に居ます。

HTML(HyperText Markup Language)は言語ですが、プログラミング言語とは異なり「マークアップ言語」というものに分類されます。Webページに表示される文章や画像などの「構成(骨格)」や「役割」をコンピュータに伝えるための言語です。
まずはHTMLの特徴的な部分を見てみましょう。

HTMLの特徴

・HTMLは「数学的・論理的」な規格
・Webの基礎構造として不可欠なものだけど、それだけじゃ成り立たない。
・ブラウザがある事で成り立つ
・ブラウザが消えない限り、需要が消えない。
・ロジックが弱く、プログラミング言語ではない為、単体ではほぼ無害に近しい。
・でも、だからこそ学習コストが低くて理解が簡単。
・世界基準になってしまっているので、置き換えコストが高い

HTMLの内容は非常にシンプルで「ここに **** があります」というような短文形式になっています。ですから「もしもAだったらB」というようなIF構文は使えません。CSS(見た目)・JS(動き)と合わせて初めてWebが成立します。

廃れないと云える理由

ブラウザが存在する限り、HTMLは必要不可欠。

現行のHTMLは、非常にシンプルで合理的な仕組みになっています。これ以上のものを作るのが、想像できないくらいです。また、言語である以上、言語国際標準の基準に則り不変のルールを採用され続けなければならないという事になっています。という事で、置き換えコストが高く、簡単に変更は出来ないのです。

現在のHTMLにおける国際標準は、WHATWG(Web Hypertext Application Technology Working Group)が策定・管理する「HTML Living Standard」です。

過去にはISO/IECでも規格化(ISO/IEC 15445)されていましたが、現在はW3CとWHATWGの共同作業により、常に最新の仕様が継続的に更新される「Living Standard」が事実上の世界標準となっています。

不変のルールを採用とは?

不変のルールを採用するというのは、どういう事なのかといいますと。

「h1」が見出しを意味するというルールは、100年経っても「後方互換性」のために維持され続けなければならないという事なんです。

つまりHTMLが進化して、HTMLの子供バーション、孫バージョンが誕生したとしても、「h1」が見出しを意味するというルールは変わらない。言語として意味が通じる状態であるという事です。

※ ちなみに、HTMLのご先祖様はSGMLといいます。

日本の作家で云えば、芥川龍之介、川端康成、谷崎潤一郎あたりがちょうど100年前くらいでしょうか。文体は変われども、読めなくなったりする事はありませんよね。似たような感じではあるですが、HTMLはどちらか云えば、日本語よりも数字に近しい存在だと思います。人類は2000年前の数式の定理を今も使用していますから、そんな感じになってゆくのではないかと思っています。

HTMLと似ているものとの違いは?

同じくテキストベースで扱われる言語に、XMLとMarkdownがあります。

XMLは「データの意味と構造を記述する」ための言語で、ブラウザに表示するためではなく、システム間でデータをやり取りすることを目的としています。HTMLが「見せるための骨格」なら、XMLは「運ぶためのコンテナ」です。

MarkdownはHTMLよりもさらに書きやすく、記号を使って簡単に文書を整形できます。ただし最終的にはHTMLに変換されて表示されるため、HTMLの「子供」的な存在と言えます。

つまりXMLは「データ管理の世界」、MarkdownはHTMLへの「近道」。どちらもHTMLとは役割が異なり、HTMLの代替にはならないのです。

100年後、デバイスは画面(ディスプレイ)ではなく、脳に直接情報を送るチップや、空間に浮かぶホログラムになっているかもしれません。しかしその時でもデータには必ず「構造」が必要であるからして、HTML(あるいはその子孫)が居なくちゃ始まらない。

人間が目的達成の為に使うものだから、「人間が読み書きできるプレーンテキストであること」という条件が変わることはありませんよね。 よって、ほぼ廃れないと言い切る事ができるのです。

あなたの記事は、100年後も読者が居るかも

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