テキスト1行書くだけで、LPが出来る。バナーが出来る。アプリが出来る。便利過ぎる反面、逆にユーザーは生成AIが作ったデザインの特徴に気づき始め、より人間らしさを求めたい気持ちがムクムクと湧き上がって来ている方も多いようです。今年は、AIを試用する段階から「成果を出して評価される段階」へシフトする年だと思いますので、今のトレンドと今後、どう向き合うべきかを考えていきたいと思います。
1. 「Text to LP」の時代が本格化 / テキストを入れたらLP出来ちゃったの世界
LP制作は、設計とデザインを商材に合わせたオーダーメイドで企画を練りに練る必要があり、単価も高く時間がかかるものでした。それが最近になって、AIで簡単なLPなら誰でも制作できるようになっています。それも、テキスト1行入力したら出来ちゃったーみたいな手軽さです。(LPの専門性を蔑ろにする訳にはゆきませんが)すごい時代ですね!
専門ツールも登場しています。「Mixo」「Figma Make」国産ツールの「smartLP」などです。
| Mixo | 1行の説明文を入力するとLP全体が自動生成(英語ベース) https://www.mixo.io/ |
| Figma Make | デザインの説明文からインタラクティブなページを生成 https://www.figma.com/ja-jp/make/ |
| smartLP | LP作成 + AIが自動でA/Bテスト・最適化まで行う(国産) https://issenglobal.com/smartlp |
| HubSpot | キャンペーンアシスタントで見出し・本文・CTAを一括生成 https://www.hubspot.jp/campaign-assistant |
2. 時間とコストの破壊的な変化
最近、実感するのは「とりあえず公開してABテスト」というサイクルが桁違いに速くなったことです。企画から公開まで1か月程消費してた作業時間が、AIでなら、1日で可能になりました。
| プロに外注費用 | 約60〜100万円 / 制作には数週間かかります。 |
| AIでLP費用 | 月額数千円〜1万円台、制作時間は数時間〜即日に |
電通デジタルは、LPの分析・制作・予測をワンストップで実現できるツール「∞AI LP」をリリース。自社と競合のLPをAIが比較分析し、ファーストビューやクリエイティブをUI/UXの観点でスコアリング。課題を可視化したうえで改善案を自動生成するのだとか。
https://www.dentsu.co.jp/labo/ai_for_growth/index.html
もはやAIを使うか?使えるか?を検討する段階はとっくに終わり、どのレベルで使いこなすか?が競争の軸になってきているようです。
3.それでもAIに任せきりにできない理由
ユーザーは「AIが作ったLP」の特徴に気づき始め、同じ匂いがするデザインに警戒心が高まっているように感じます。ユーザーの感情の動きを最も重要視しなければならないLPの世界で、不快感や胡散臭さを与えるのはNG。この逆説的な動きは、デザインテイストに影響を与え、アンチグリッドデザインのような不均衡なレイアウトに興味を持つ人を増やしているようにも見えます。という事で・・・2026年のトレンドは「あえて崩したレイアウト」「手づくり感」「人間らしさ」なのかも知れません。
以て「誰が作ったか」「誰の言葉か」がコンテンツの信頼を左右する時代へ突入したと感じます。
4.実は「売れる言葉」を生み出すのは人間の方が得意
スーパーの店内も、駅も電車の中も、売りたい側のPRで溢れかえっています。
人間が書こうが、AIが書こうが、売れればどっちだっていいですよね? そして売る為には「セールスライティングが鍵」である事に異論はないと思います。集客とか営業する上で、このスキルを外して何かを成せる筈がありませんから。
AIはLP構成・コピー案・デザインを「量産」するのが得意で優秀なのですが、商材との相性を見抜く感覚は人間に頼らざるを得ないと思っています。感覚知・経験値(ヒューリスティック)とデータの掛け合わせは、人間にしか出来ない事です。
いずれにしても、ブランドの声・体験談・生々しいストーリーはAIには生成できない訳ですから、「AIを使いこなすための言語化力」こそが、これからの事業者の武器になるだろうと思います。
5. AIが変えたボトルネック
かつてのボトルネックは「作ること」でした。 今は何を作るか決める事だったり、出来栄えの判断などがボトルネックになっているようです。上流工程の部分と、後工程である「チェックとフィードバック」の部分。
つまりは、クリエイターの仕事から単純作業が抜け、「企画」「判断」「審査」のフェーズに集中できる環境が整ってきた所で・・・ここに希望があるような気がして仕方ありません。元来、創作が好きな人は単純作業が苦手な人が多いですから。
・インタビュー記事の初稿が1週間からAIで5分に。でも「良い記事かどうか」の判断は人間の仕事。
・AIはCTR・CVRの最適化が得意ですが、ブランドの方向性を決めるのは人間の仕事のまま。
また、小さな会社や個人事業主は、人海戦術やマンパワーで規模の大きな案件を回すという事が難しかったですが、これからは、AIと関連テクノロジーがあれば、不可能ではなくなると思います。仕事の規模もより自由になるのかも知れません。
2026年、AIは「試す」から「成果を出す」へ。費用対効果の具体的な数字を出しながら使わなければならない。
AIは量産は得意ですが、刺さる言葉や判断はまだまだ人間の領域。という事は逆説的に、 セールスライティングの価値が上がっているのではないでしょうか。また、CanvaやAIツールで作れる時代だからこそ、差がつくのは上流設計の部分です。これだけは、経験していなければカンが働きません。AIが作ったデザインへのユーザーの慣れと警戒、反感も考慮し、敢えて人間味の演出が訴求に聞くという場面でも出てくると思います。

AI検索時代のコンテンツ戦略。
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