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ワクワクの正体とは何か?

よく、胸が高鳴ったり、心が躍る事を「ワクワクする」と表現しますよね。
「ワクワクする」とはどういう事なのでしょうか?

私は職業柄、ビジュアル(視覚情報)と文章(言語情報)のバランスを整える作業に時間を費やすことが多く、人間の脳が視覚情報に左右されているが故に、それをどう活用するかを考える毎日を送ってきました。(見た目を良くし売上を上げるという依頼や、ビジュアルで差別化したいという依頼に囲まれたきた)

ですから、色や写真など視覚から入る情報が、いかに素早く静かに人の心を動かすのか、よく存じ上げているつもりです。1枚の写真が人の心を動かしたり、過去の記憶を想起させたり、買う気にさせたりするのです。

脳はリアルタイムの視覚情報ではなく過去15秒間の映像の集約を見ている

人は、毎日すごい量の情報を浴び、五感で感じ、目に映し、読んでいます。 瞬きする間に世界が目まぐるしく変化する時もあります。これを効率的に処理する為に、脳はリアルタイムの視覚情報ではなく過去15秒間の映像の集約を見ているのだそうです。

また、自分にとってネガティブな情報は記憶しづらい状態になったり(解離性健忘)、重要で無いと判断したものはスルーしてしまったり(心理的ストコーマ)、都合の悪い事は軽視したりしています。(確証バイアス)

全ての情報を余す所なく受け取り記憶していたら、とんでもない事になってしまいますものね。大半の情報はスルーして、その時必要なものだけをピックアップしながら生きているです。

  • 解離性健忘:自己防衛の一種。自分にとってネガティブな情報は記憶しづらい状態になる
  • 心理的ストコーマ:重要で無いと判断したものは認識しなくなる
  • 確証バイアス:都合の悪い事は軽視してしまう

人間の脳は非言語情報を優先する

私達が好んで好まなくても、 人間の脳は非言語情報を優先する仕組みになっています。

人間は言語情報と非言語情報どちらにより大きく影響を受けているのかと言えば、間違いなく非言語情報の方だからです。特に、非常時や不測の時、言語に勝ち目はありません。
(脳の視覚情報処理について/ https://www.taniweb.jp/blog/marketing/19241)

言語 vs 非言語の対決に於いて、 言語が非言語に勝てるのは、平穏無事で、感情に流されず、文字をゆっくり追いながら冷静に考える余裕がある時だけです。

五感からの情報が、人の仕草や行動に影響を与えていますが、それは無意識のうちに行われていて、あまりにも深い部分で影響を受けているがために、自分自身(自我)としては気づかないレベルまで落とし込まれている事があります。 (このような記憶を潜在記憶と云います)

自分(自我)としては言葉で理解している内容を優先しているつもりでも、 深い自分(深層心理)では見た目や匂いや感覚に左右されているのです。

つまりは・・・非言語情報しか勝たん。という訳ではありませんが、 非言語情報を自動で処理している「無意識の部分」はおざなりにするにはあまりにも大きい存在です。

経験がないのに、やってみようかなーって考えるだで、 うきうきワクワクするのはなぜ?

ウキウキ・わくわくしているとは、つまりは 報酬系(神経回路)(本能に近い場所)がドーパミンを出している状態です。

新しい事を始める時とか、誰かを待っている時。 経験も無いのにやってみようかなーって考えるだで、 うきうきワクワクする時がありますよね?
経験も無いのに、上手くゆく予感がしたり、楽しそうだと思ったりするのは、なぜなのでしょうか。

受信したけれどスルーした大量の記憶は、どこかへ捨てた訳ではないそうです。記憶は海馬で一時的に整理された後、大脳皮質に長期保存されます。そこに溜め込まれているのだとか。 大量に溜め込んだ記憶の内訳は、 読んできた言語情報の何倍も、非言語情報が占めていると思います。

↑ここにアクセスする必要がある時って、どんな時でしょう。 それは多分、情報と照合する必要が生まれた瞬間ですよね。 新しい事を始める時とか、解決策を探しているとか。

  • これは私に向いてそう!
  • めちゃくちゃ楽しそう!
  • 夢中になれそう!
  • フロー状態になれそう!
  • ハマりそう、沼る気がする!

こんな事をチラっと思うだけで、ブースターが「やる気モード」に着火しそうになっている状態が、ワクワクしている時と云えるのだと思います。

経験も無いのに「楽しそう」と判断するには何か照合するデータが必要ですよね。 脳に蓄積された大量の過去の記憶であり、自分も覚えていない、忘れている記憶がその照合でデータとして検索され、脳がジャッジしている(直感として)のだろうと思います。

センスとか、なんとなくという不確かなモノも、案外、脳という天然のAIが「いける」とGOサインを出しているのだろうと思います。 最後には「カン」で決めるという経営者もいますしね。

直感という非言語コミュニケーション

ワクワクとは、皆さんの記憶(すっかり忘れている大量の情報も含む)と今の状況を、天然AIと云える脳が鑑みた結果、どんどんやれやれと思った時に、サインとして送信してくる非言語コミュニケーションだと思います。

いろんなブランディングの書籍などで 「子どもの頃の記憶を辿れ」とか「新入社員だった時の事を思い出せ」とか、過去に戻って振り返らせようとする試みがあるのですが、 やろうとしている事は、一緒で、すっかり日々の生活で埋もれてしまったやりたかった事、憧れていた事などを掘り起こし、ワクワクという体からのサインを探そうとしているのだと思います。

ですから、私のパーソナルブランディング研究会でも、過去に戻るワークなどが登場します。

Written by Takako Taniguchi

【参考文献】
大脳皮質の入り口で、すでに多種の感覚情報が処理されていることを発見 ~「早い情報処理」の謎解明に期待~
https://www.naist.jp/pressrelease/2018/12/005468.html

「見えてないのに分かってしまう」盲視はヒトでもサルでも同じ
https://www.nips.ac.jp/release/2015/06/post_298.html

嫌な記憶はどうすれば消えるのか?
https://www.waseda.jp/inst/weekly/academics/2015/04/01/31281/

記憶のフィルター:私たちが知らずに行う情報の取捨選択
https://www.business-research-lab.com/240828-2/

潜在記憶と顕在記憶

https://psychology-effect.com/%E8%A8%98%E6%86%B6/%E6%BD%9C%E5%9C%A8%E8%A8%98%E6%86%B6%E3%81%A8%E9%A1%95%E5%9C%A8%E8%A8%98%E6%86%B6

私たちが見ている映像は「過去15秒間のダイジェスト」との研究結果、脳が膨大な視覚情報を効率的に処理できる理由が判明
https://gigazine.net/news/20220321-time-machine-brain-last-15-seconds/

【画像権利 / アルフォンス・ミュシャ】
Alphonse Mucha 124* High Resolution Paintings by K.G.23
https://www.flickr.com/photos/kg-23/albums/72157624174884203/

パーソナルブランディング

自分を知り伝え方を整えることは、AI時代を生きる個人やクリエイターにとって必携の技術。 「自分の見せ方」を学ぶことは、自己理解でもあり、未来の選択肢を広げる行動でもあります。 この研究会では、ノウハウを学ぶだけでなく、仲間と一緒に試行錯誤しながら、自分らしいブランディングを育てていきます。

Branding

企画と制作の流れ

制作は リサーチとデザインと実装。リサーチや企画といった 情報を取り扱う工程。 そして、それを元にデザインする工程。デザインしたものを実装する工程。 中でも企画検討といった部分は上流工程と呼ばれ、独立して扱われることもあります。WEBサイトを作る際の思考法やブランディングのために必要なこと。知っておいて欲しい制作の知識や受発注の心得などをまとめました。

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